EDgun_LLC
エドガン社とは?
まずは、主にエドガン社の会社紹介を引用して、説明していきましょう。
”エドガン”とは、”エドの銃”という意味です。
自らがライフルマンであり、ハンターであり、銃職人であるエドワード(エドは愛称)が率いて2002年に設立されたエアライフルメーカーです。新鋭のエアライフルメーカーといえますが、十数年で製品は相当進歩しています。
エドガン社の作るエアライフルのコンセプトは?
エドガン社の作るエアライフルは、熱狂的なエアライフルオーナーを満足させるために妥協のないものを作っています。
これは、エアライフルをビジネスとしてとらえていただけでも、最新の機械加工に頼るだけでもできるものではなく、ライフルマン、ハンター、そして銃職人として追求していった結果生み出されているものです。
エドガン社本体は、非常に小さく、長年一緒に働いる気心の知れた仲間の緊密なチームになっています。時間をかけて、常に、世界の最高水準のエアライフルを作ることを目指す雰囲気を作り上げています。
もちろん、専門メーカーによるCNC加工技術を使った部品を使用していますが、エアライフルは単にそれらを組み立てた機械ではなく、エドガンの従業員の魂の宿る作品となっています。
エドガン社の主力製品は?
ブルパップ形式のエアライフル、”マタドール”です。
デビュー以降、マタドールの改良を続け、高品質で、安全で、使いやすいエアライフルを作ってきました。そして改良を続けて十数年、今やブルパップエアライフルの知名度としては、世界トップの座にあるといっても間違いありません。
エアライフル愛好家の間では、こういう表現があります。
いくら時間をかけてよいブルパップを作ろうとしても、結局マタドールになってしまう、と・・・
エドガン社の業態は?
エドガンを構成する部品は、エド自身が設計し、一流の専門メーカに製造を委託し、妥協のない部品をそろえています。エドガンで組み立てられた後、全てのライフルは自らテストし、調整し、最終検査をしてから、出荷されます。
これにより、エドワード自身の目がすべての製品に行き届く形で、年々増えていくオーナーの要望に応えられるよう、生産数量を伸ばしています。
エドガンの製品はどれぐらいメジャーなのか?
エドガン社は、オーナーにもっと身近な存在になりつつあります。サービスセンターは世界各国に40ヶ所を超えました。各国の代理店とオフィシャルウェブサイトでの経験豊かなマネージャーにより、熱狂的なオーナーの皆様が常に満足して製品をご使用頂けるよう、サポートしています。
所感
ここからが、エド本人と話したことも含め、コメントです。
非常に小さいですが、コンセプトはとても惹かれるとうか、私にとってはぜひそこで作られた銃が欲しいと思わせる会社です。
業態もよく考えられています。エアライフルの重要なコンポーネントは自前主義にこだわらず、それぞれの専門メーカーに任せて妥協ないものをそろえて使って作り上げるとうコンセプトもよいと思います。
また、1機種をベースにして、改良に取り組むというところも評価できます。マタドールは、基本的な形状を変えず、リスタイリングをかけていくことで、前機種のよいところをヘリテージとして残しつつ、製品は生まれ変わっていきます。現在のR3(第3世代)は、設計面、性能面、品質面でかなり完成形態といえるでしょう。
ただし、エド自身は相当な開発好きで、他のメーカーが追いついた頃には次の改良版を出せると豪語しており、現に今まで常になんらかの開発が走っていました。今まで、マタドール1機種が、R2、R2.5、R3、R3Mとしてアップグレードされてきたことも踏まえると、しばらくすればマタドールの改良版はでるのではと思っています。1機種が成長していくのも、魅力の一つです。
生産数については、数を伸ばしてきたと言っても、大手メーカーの大量生産品ほどの数はないでしょう。世界的な需要は生産数量をはるかに上回っていることから、ものすごく待ち時間がかかっているのも事実です。私の感想では、入手するのはなかなか困難で、日本にはほとんどありません。
またサービスステーションは世界に40ヶ所と増えているとありますが、多くはおそらくロシアであり世界に40ヶ所しかないともとれます。米国は全国をカバーするチューンアップとメンテナンスが充実してきたようですが、日本にはそもそもマタドールがほとんどなく、まだサービスステーションは完成していないというのが現実です。
という感じの銃職人が率いるメーカーの銃で、これが現状だと思いますが、なかなか他の銃にはない面白さがあります。
是非一読してみてください。
エドガン社オフィシャルウェブサイト:http://edgun.ru/en