U_20140127
問題点:マタドールを分解・組立後、弾着点が大きくずれた
単発のR3マタドールを分解し、ブリーチをマルチショットキットに変えて組み立てたところ、スコープでは調整できないぐらい弾着点が上側にずれたとのこと。調整しきれないので、前側スコープマウントの下に、コーラ缶のシムを4枚挟んだだとのことです。さて問題は何で、どうすればいいの・・・?
元ネタ:POI much higher after the R3M kit installed
結論
マタドールのバレルは、シュラウドで前後にかなり強固に引っ張られた形で固定されており、シュラウドと一体化しています。そして、スコープマウントはシュラウドに固定されています。
よって、シュラウドとバレルを固定するとき、若干斜めに取りついてしまうと、弾着点が変わる可能性があるようです。
バレルの前側は、はめ込み等を使っているので軸ずれはあまり起きなさそうです。可能性があるとしたら、以下でしょうか。
①ブリーチとシュラウドが固定されるときの相対位置がずれてしまった。
②シュラウドの端面がわずかに斜めになっているため、締め上げたときにどちらかに傾く。
これに対して、次のようなことを行うことによって、修正が可能と思われます。
①ブリーチ位置が、弾着点をずらした方にずれていないか確認。
(たとえば、弾着点が上なら、ブリーチが下に来すぎていないか)
→ずれていたら、修正して固定。
②これは目で見えるものでもなさそうなので、シュラウドを1/8回転か1/4回転させてバレルを固定し直して射撃し、もっとも弾着点が思っているところにくるところで固定。いじるのをやめる!
コメント
弾着点はスコープの軸とずれますが、問題提起された方も書かれているように、弾着がばらつくというものではなく、銃の安定性としては変わらないようです。
マタドールは、射撃テストをした後で出荷されているのであまりなさそうですが、ないとは言い切れません。少なくともご自身で分解された後は、可能性がありますね。その場合は、ご参考にしてください。
私は、分解する時は、シュラウドの位相(回転方向の角度)をチェックしておこうかなと思いました。
また、個人的には、スコープのマウントにシムにコーラ缶を使うのは、大変よいアイデアだと思いました!
当たり前かも知れませんが・・・。
銃は、安定している訳ですし、少しのずれの補正であればそれが一番良さそうです。
また、整備に自信のある方でない場合、エドが言う通り「むやみに分解しないこと」も大切です。