U_20140508

問題①:購入直後で弾速が安定しない

 購入直後に銃を撃ってみたところ、銃の弾速が500ft/s程度しかでないし、安定しない。
元ネタ:http://talonairgun.com/forum/viewtopic.php?f=34&t=29702

結論①:

 Youtubeを見ながら銃を分解組立したところ、弾速が安定したとのことです。

問題①のコメント

 輸入する側の国の事情により、最大のエネルギーを下げて出荷される場合があります。このような場合、ハンマースプリングのテンションを下げておくことがあるようです。

 分解整備で戻っているところと、約850ft/sあたりで弾速が安定したことを見ると、おそらくハンマースプリングのテンションが下がっていたのでしょう。最大エネルギーの低い国に輸出する銃が混じっちゃったのか・・・、よくわかりません。
 
 原因はよく分かりませんが、銃としての問題はなかったのでしょう。



ちなみに:

 マタドールは基本的に900~950ft/sのハイパワーセッティングとなっているため、500ft/s程度では安定して動作しません。

 弾速の安定は、レギュレータとハンマースプリングのテンションをバランスさせてコントロールします。よって、レギュレータがフルパワーセッティング(約120bar)になっている場合、ハンマースプリングのテンションを下げて減速できるのは、精度を出そうとするならー50ft/sぐらいと言われています。

 これよりハンマースプリングのテンションを下げると、高い圧力のかかったバルブをちょこんとたたいて、小さいバルブの開きで高圧のガスをちょこっと出す状態になります。これでは、ばらつきが大きくなるため精度は出ません。

 弾速を下げるにはレギュレータの圧力を下げ、ハンマーのテンションもバルブの圧力に合わせて少し下げます。
この状態ではハンマーはバルブはしっかりたたいて、バルブが所定の量開き、精度が維持されます。ペレットは、供給される空気の圧力が低いので、弾速が遅くなるという仕組みです。

 マタドールをフィールドターゲット用途などで、特に弾速を下げたチューニングを行いたい方は、レギュレータ圧も下げましょう。

 と話したところで、やっぱり850ft/sで弾速が安定したと言うことは、レギュレーターがこの弾速用にセッティングされていて、ハンマースプリングのテンションが足りていなかっただけとしか思えません・・・。



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