ballistic
弾道特性
22口径と25口径の弾道や使い分けについてご質問いただくことがあるため、基本的な弾道を載せてみました。
22口径と25口径の弾道のパラメータを、マタドール推奨のペレットと工場出荷時の弾速で計算しています。
弾速:290m/s (950ft/s)
ペレット:25口径 JSB 25.4gr、 22口径 JSB 18.1gr
ゼロイン:50m(マタドール自身は100mゼロインを意識して作られています。)
弾道
ほぼ同じ弾道を通っていますが、25口径の方が22口径より若干上側を飛んでいます。見た目はわずかですが、横風の時の修正量は22口径の方が大きくなります。
狙い点
200mまでのおおよその狙い点を見るのにご使用ください。50mでゼロインした場合、100mでは約4milドロップします。
どこまで射撃に使えるかは、銃の調整状況や射手、風や雨等のその日の気象条件、そして同じターゲットでも射手が狙いたいゾーンの大きさにもよりますが、私はだいたい無風時130mを目安して、風があるときは80mぐらいまで接近する(努力をする)ようにしています。この距離まで接近できれば、結構狙ったところに当たるため、ヒットした後飛ばれることは少ないように思います。
この距離は人によって違い、もう少し離れても十分当たるという方と、もっと接近の技術を磨いて接近して撃つべきという方がいらっしゃると思います。私もマタドールにもっと慣れるにつれて感覚も変わると思いますので、あくまでご参考ということで。
速度
25口径は、22口径に対してペレットの質量増(減速しにくくなる)と、面積増(減速しやすくなる)がありますが、若干ですがペレットの質量の増加量にの方が優位になっているため、22口径より減速しにくいです。
残存エネルギー
ジュール(国際標準単位)とフットポンド(弾丸のエネルギーを示すためによく使われていた単位)で示しています。聞き慣れている方を使われるのがいいでしょう。だいたい、フットポンド=ジュール×0.7です。
25口径は、22口径に対して+50m程のリーチがあると見てもいいでしょう。つまり、22口径で50mで撃つのと、25口径で100mで撃つのはだいたい同じ残存エネルギーがあります。
口径の選択について
必ずしも大きい方がよいというわけでなく、獲りたいものに対して選ぶのがよいと思っています。
ヒヨやハトがメインでしたら25口径はダメージがかなり大きいですし、カワウの駆除のように食べない大型の鳥やイノシシの止め等がメインでしたら25口径がいいでしょう。(あくまで私の感覚ですが)
経験者の方は、選択の際はこれらの図をご参考にしていただけると幸いです。
初めての方は、この図だけでなく、22口径、25口径を使われたことのある方何人かに聞いて、選ばれるのがよいと思います。25口径の方がエネルギーが大きいと言うことはそれなりに危険も増えるということですので、安易に大きな口径を選ぶのはおすすめできないと思っています。